手帳に四季を

手帳に四季を

「お出かけ計画2021年秋」の前編で(後編はいつ??)、手帳に表紙を作る話をしたときにくろかみリフィル(M6サイズの〈溟〉)を使用しました。そのときは秋のデザインだけでしたが、春夏秋冬そろえたサンプルをインスタグラムに投稿していましたので、ブログでもご紹介いたします。

ここでこれを取り上げるのは、記事の上がっていないカテゴリーがM5サイズのくろかみリフィル〈夜〉を残すのみとなっていたためです😜ようやく記事がそろった、はず。

クラフトパンチ(カール事務器や呉竹からたくさん種類が出ています)とパステルカラーのゲルインクボールペンを使って、黒い紙の表情をガラッと変えてみましょう。

春はあけぼの……ならぬ桜。濃淡のあるピンクの画用紙をパンチで抜いて黒い紙に貼り、ピンクのペンでまわりに花びらをまぶしました。ペンで描く花びらは、パンチのものよりかなり控えめなサイズに。

夏は夜。ここでは海。曲線を互い違いに重ねて、大小の円(粒?)を描いただけのシンプルな工作。曲線のバランスが難しい!という方は、私はこの手の曲線を至るところで使っているので、サイズは違いますが、〈沙〉青 Set A〈フロスティリフィル〉朱、あるいは過去の日付シートのカレンダーを参考にしていただくとちょっと役に立つかもしれません。

紙の半分より下に収まるように描くと安定感が出る気がします。

秋は夕暮れ、紅葉は夕暮れ色ですね。ここではモミジとイチョウを使っていますが、1種類でも問題ないです。ただ、色は少しずつ変えた方がきれいに仕上がります(春の桜と同じですね)。

そんなにたくさん画用紙を買っても使い道がない、という方は、色鉛筆か万年筆のインクを使って、コピー用紙でも何でも、手近な紙を塗って作ってしまいましょう。どちらかというと大雑把に、色ムラ上等・塗り残し上等、くらいに作った方がいい感じ。

写真のモミジは実際に、色鉛筆でザザザと塗って作っています。やまぶき・だいだい・しゅいろ、あたりを重ねると失敗が少ないようです。

冬はつとめて。つとめてって何のこっちゃ、と初めて読んだとき戸惑われませんでしたか?私は今だに「つとめて……努めて何するの」と混乱します(何の話)。

つとめて、を絵にするのは難しいので、シンプルな発想で雪を。黒い紙によく映えます。大きなものはパンチで紙を抜き、小さいものは白のゲルインクボールペンで。ところどころにシルバーを混ぜたりなんかして。

下の方を少し密に描くと、しんしんと降り積もる感じが出る、かも?

工作のポイント

ポイントというほどでもないですが、こうするといい感じに仕上がるかな?と思ったことを、経験からいくつか。

  • モチーフはそろえすぎない(整列させない、等間隔にしない、大きさを揃えない、色を微妙に変える)
  • 使う色は淡く、明るく(黒い紙にのせて映えるものを)
  • 描き込みすぎない。ちょっと物足りないかな……?というところで手を止める

絵や写真を見るより、実際の自然の様子をよく見てイメージする方がうまくいく気がします。風に舞う花びらや落葉、寄せては返す波、降り積もる雪。一つとして同じものはなく、色も形も大きさも、幾何学的に揃うことはほとんどないけれども、その豊かさにに心が和ぐのかなあ、と思うのです。

ああだこうだ書きましたが、黒い紙は点一つでもなにかしらいい感じに見せてくれる魔法の舞台なので、手帳のアクセントとして一押しです。

全サイズをご紹介。

それでは、次回もよろしくお願いいたします。

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