早く日付シートを!というお声をよそに、諸般の事情により、本日はカレンダー関連の記事を更新いたします。
先日の記事で、智文堂の折りカレンダーは区切りが変則的、かつ1日のスペースが小さいというお話をしました。私自身、このカレンダーを使うのに試行錯誤を続けてきておりまして、今回はそのお話など。
先に、私が実際に使っている(現時点での)書き方をご紹介します。
年数の区別
次期カレンダーを手帳に綴じたら、真っ先にするのが「カレンダーの枠の一番上を、その年のテーマカラーで太くなぞる」作業です。下の写真の、2022 と 2023 という数字に重なるラインをご覧ください。
2022年はメタリックシルバー、
2023年はマイルドバイオレットにしました。
これで、カレンダーをあちこちパタパタ閉じたり開いたりするとき、自分が何年を見ているのか迷子にならずにすみます。色はお好きなものでいいですが、隣り合う年はパッと見分けがつくように変えるのがオススメです。
記号を駆使
記号と呼ぶのが正しいかどうかわかりませんが、
文字で書くのは極力、予定のある時間 & 場所 か、自分が関わるイベントのみにする
ために、そのほかの情報をあれやこれやの方法で表現するようになりました。
以下、たいへん細かい凡例が淡々と続きます。写真を見ながら、「これどういう意図?」と気になったものだけ説明を探すことをオススメします。
まず全体の様子。
左上から順に、細部を拡大。写真で、パープルの文字と赤い文字は解説です(カレンダーを実際に使うときは書かない)。青い文字と付箋の文字だけが実際の予定と思ってください。(すごい想像力を強制するやん)
解説です。
- 午前半休/午後半休は、日枠を対角線で割ったペアの三角形で表現
- 休暇はマーカーの太いペン先で帯を、日枠の天井に沿って引く(日数が長くても場所を取らないように)
- 期日のある予定(短期間)はボールペンの線で帯を引く
- 期日のある予定(短期間)で自分が深く関わるものはマーカーの細いペン先で日の枠を囲む
- 何かの開始日(終了日のないもの)は日枠の左辺から矢印→を出す
- 何かの〆切日は日枠の右辺と底辺をLの鏡文字でなぞる
文章で書くとものすごく面倒そう。
リフィル下半分へ進みます。やっと文字の予定が登場。
- 自分にとって特別な日はボールペン(濃い方)で日枠を囲む
- 自分にとってちょっと意味のある日はボールペン(淡い方)で日枠を囲む
- 予定は「時間+場所」で書く
- オンラインの予定は日枠の角を三角形で塗る
- 祝・休日は日付を丸く塗る
- 変更になった予定は、時間または場所を1本の打ち消し線で消して訂正
- 重要度の低い予定は、付箋にメモしておき、マンスリーを準備したらそっちに書く
文章で説明したらマジで面倒そう。
横方向へスライドします。
- 一定期間手を取られるタスクは、マーカーの細いペン先で帯を引く
- 調整中の予定は付箋で動かせるようにしておき、確定したらカレンダーに書く
- キャンセルになった予定は×印で消す
これやらないとカレンダー使えないの?
んなこたーない。全部やれなんて狂気の沙汰です。厳密に守る必要も一切なし。一応、4本のペンで書き分けていますが、バタバタしてたらそれどころじゃない(自分で見る分には、案外見分けがついたりしますしね)。単に「こういう書き方もございます」というだけです。
そもそも、人から言われたお作法や書式を真似するなんざ、ザ・苦痛(私の場合)。このページは、「こういうときカレンダーにどう書こうかな……」と迷うことがあったら、「何かヒントはないかいな」と探しに来る程度に利用なさってください。
私はここに至るまでに
- 時間と場所の決まった予定を書き込む(だけ)(移動式の付箋は以前から)
- イベントに出展するようになって、その日程をマーカーで囲むように
- 家族の予定を書く必要が出てきて、休暇の書き方を編み出す
- 事務処理が増えて、〆切や受付開始日などを書くように
- イベント準備に必要な日数を把握したくて表現を考える
……と、少しずつ書き方を増やしてきました。むしろ、この試行錯誤の方が、書き方を決める上では重要な気がします。カレンダーに何を書きたいかは、人それぞれ全く違いますものね。
省スペースな情報の書き込み方をご紹介しようとして、カレンダーのそもそも論みたいなところに首を突っ込んでしまいました。手帳奥深し。
おまけ
この書式だと、サイズを問わず、どの折りカレンダーにも同じ量の情報を書き入れることができます。実際に書いてみたらこんな感じ。写真が小さいですが、参考にご覧ください。
さんざん書いた末、「面倒くさそう」と思われてたりして😳折りカレンダーは以下からどうぞ。各商品ページ上で、使いたい期間をお選びください。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。