ひところの長雨も、神戸では少し落ち着いたようです。ようやく洗濯物も干せるかな、という日差しが戻ってきました。
衣替えでサボっていた冬物の手洗いをボチボチ進めているのですが、それほどマメでない性分がたたって、毎回手順を忘れてどこかしらあたふたします。そこで、自分が忘れがちなポイントを手帳に整理してみることにしました。
できあがりはこちら。
すごろくのようなイメージに仕上がると面白いなと思い、〈光〉ダイヤ方眼罫を使いました。
今回は、これを書き上げるまでの工程にお付き合いください。
まず下準備
今回、リフィルは保存版にするので、うまくまとまるよう、中身を事前に整理します。
1. 手順を書き出す
思いつくまま、メモに手順を書き出します。ポイントは、
- 一行に動詞を1つだけ書くこと。
例えば「洗って脱水する」は動詞が2つ入ることになるので、バラす - できるだけ短く書くこと
順序はバラバラでOKです。あとから「あっ、これもあった」とか思い出したりしますしね。
2. 手順に沿って番号を振る
ここで並べ替えて順番を決めます。一回で決まらなくてOK、どんどん書き直しましょう。どれを先にするか迷ったときは、
- 影響が大きいものを先に(例えば、洗剤がないと話にならないので、チェックはできる限り先に。サンプルはその点でちょっとミスってます 😛 )
- 実際の動線を確認しながら、無駄が少ないように(洗濯の場合、道具の収納・洗剤の収納・洗濯機・干し場の位置関係で決まることになるでしょうか)
と考えると解決することが多いです。ここは紙の上だけで終わらせず、実際の動きを確認しながら精度を上げるのがオススメです。使いにくいと役に立たないので……。
3. 7つまでに絞る
人間がいちどきに記憶できる情報の数は5〜7個程度と言われている、以上に、〈光〉に見た目よく配置できるのは7個が限界、という事情がございまして ?
7つに収まらない場合は、以下で対処しましょう。
- 書かなくても問題ないものを消す
(忘れてもOKなもの、または一番最後の工程で書かなくても忘れる心配がないもの、など) - 1. でバラバラに書いたものの、ほとんど同時に行えるものをくっつける
- M5 に書くのを諦める(スペースに限りがあるのは仕方ありませんものね)
4. 重要なものに印をつける
中でも気をつけたい項目があれば、ここで印をつけます。全部大事!では印の意味がなくなるので、頑張って3つ以内(半分未満)に抑えます。少ないほどよいですネ。
下準備はここまで。リフィルに清書します
ここからが本題です。お待たせしました。
5. すごろくのコマを描く
コマの描き始め
おもて(パンチ穴が左側にくる面)に描く場合、
- 一番上の穴から右→に2つ目の◇を1つ目とし、
- そこから1マス飛ばしに下へ向かって配置します。
4 の重要マークの意味
このとき、下準備で書いたメモを見ながら、4. で印をつけた重要な項目のコマの色を変えます。色分けが不要な場合は、この作業はすっ飛ばしてください。サンプルは、2、3、4のコマの色を変えています。
6. コマの横に手順を書く
ダイヤ方眼は書いているときにちょっと迷いやすいので、こうして先にコマを描いておくと目安がつけやすくなって、書くのが楽ちんです。
また、1と3でとにかく短くしたのは、ここで二行くらいに収める目的もあったのでした。
7. 空いたスペースに補足を書く
困ったときのフォローや分量の目安など、ここにあると便利なことを書いておきます。あんまり書きすぎると見づらくなるので、ほどほどに。(サンプルはちょっと書きすぎですね)
8. 仕上げ
番号を書いたり、コマとコマの間をつないだり、パッと見て情報が取り出しやすくなるような仕上げをします。省略してかまいませんし、しばらく使ってみてから書き足すのでもよいです。ここはお好みで。
完成しました。一度自分の頭で整理すると、2回目以降は楽に思い出せる気がします。
手帳に書く目的、のようなもの
忘れた工程を思い出すのは、頭の中で毎回1〜4を繰り返しているということで、私はそれが煩わしくて手帳に保存しておくことを考えましたが、いずれ身につけば、このページ自体不要になります。
書くことが大事なのではなく、自分の生活が心地よくなることが大事なので、この中で活かせそうな、あるいは楽しめそうなことがありましたら、気楽にお試しいただければ幸いです。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。