ToDo をどこに書くか?
2020年11月に居宅の引越しをしました。引越しが決まると、たくさんの手続きがついてきます。荷物の采配でお疲れ気味のところに、期限がついて焦りも生じ、あれもやらねばこれもやらねば、で頭がいっぱいになると心も休まらず。
そういう「やらねばならないこと」は紙に書き出して頭から追い出すのが一番、と信じていまして、これまでそういうToDoは自分の手帳(に準ずるノート)に書いており、それを疑いもしませんでしたが、先日の引越しでちょっと変わりました。
旧居の管理会社からA4判1枚のチェックリストをいただいたので、それを冷蔵庫に貼ったのがきっかけです。手帳に書き込む余裕をなくしていたのもあり、とりあえずそれで管理しようと考えまして。そしたら、家族(うちは夫婦二人ですけども)で進捗を共有できるので、話の早いことよ!「これはこっちでやるから、これは頼むわ」「これ終わった?そしたら消しとくな」的な。
何年家族(の一員)をやってるんだ?と青ざめる話ですが、自分だけの話じゃないToDoに関して、自分だけの手帳に抱え込むのは合ってなかったんだなあ、と教訓を得たのでした。
翻って、自分でやらねばならないToDoはこれまでどおり手帳に書けばいいんだな、とスッキリもしました。自分名義の携帯電話や金融機関、通販サイトの住所変更などは、一つと限らない場合はとくに、手帳に書き出しておくと混乱するのを防げると思います。家族と共有するToDoでも、自分の担当と決まったものはどんどん手帳に入れてOKですね。
デジタルのToDoアプリも便利ですが、次の引越しで有効そうな情報は取捨選択して紙に残しておくと、時間が経ってから全体像を把握し直すのが楽にできる気がします。
ToDo をどう書くか?
引越しの手続きに限って言えば、どの項目にも以下の2つの段階があったので、これに応じてToDoを仕分けるのは一案かなと思います。
- 手順と必要書類を確認する
- 実際に手続きをする
1. はネットや電話で事足りますが、2. は郵送の作業や窓口に出向く必要があるものもあり、まとめて済ませたいとき、項目を一覧できると便利だなと感じましたので。
M5サイズのシステム手帳は携行性がよく、引越しのように動き回る案件中は、ToDoを確認・整理するのに便利です。
写真のサンプルでは、上に述べたように、段階でToDoをまとめてみました。1. の手順確認は〈飛行機〉に、2. の手続きの完了チェックは〈光〉に並べています。罫線が異なるリフィルを使うと、パッと見たとき、別物の情報だという目印になってわかりやすいです。
引越し後の一工夫
ToDo 以外に、「これはもっとこうすればよかったな」という、将来の自分たちへの申し送り事項をまとめておくのもおすすめです。以前の引越しのとき決めたり考えたりしたことを一冊のノートに記録していて、それがとても役に立ったのですが、何でもかんでも書き込みすぎて必要な情報を探すのに少し苦労したので、システム手帳との併用を考えました。
申し送りリストは、1ページの情報量を増やしたいこともあり、M5よりバイブルサイズ推しです。〈水玉罫〉は項目の羅列に使い勝手がよく、サンプルでは、タテ6つの水玉を1セットとして、計3セットの情報を書き込みました。左から順に
- 事前に手配しておくもの
- 期限がシビアなもの
- つい忘れがちな手続き
です(上記は一例で、万人共通というわけではありません)。大事なことをピックアップしておくと、やるべきことが増えても気持ちが焦りすぎず、冷静に対処できます。記憶が新鮮な間に、お守りがわりに作っておくのはいかがでしょうか。
補記
ToDoに入れた項目でも、業者さんなどとの日取りを伴うものはカレンダーにも書いておきます。「やること軸」で見るページと、「時間軸」で見るページ、両方を持っておくわけです。
とはいえ手帳を書くこと自体が面倒なときもあり、何よりも無理しないやり方を選ぶのが大切だと思います。引越しはただでさえ疲れる大仕事ですので、余計な負担を増やすのは禁物。
ToDoのような「道具としての書きもの」は、目的と場面に合った形を細かく検証していくのが使い勝手を左右するポイントだなあ、と実感する出来事になりました。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。