Stay at home 期間中、オンラインショッピングの利用が増えているという話を耳にしましたが、ここをご覧くださっている皆様も、そういう楽しみから活力をもらっておられるでしょうか。
通販に限らず、何かWebサービスを利用しようとすると当たり前に求められる会員登録。とくにパスワードはいろいろ制限が多く、人間には悩みのタネですね(主語が大きい)。0000やら1234を使うな、というのはまだしも、同じパスワードを複数箇所で使い回すな、かつ定期的に変更しろ、数字と記号と大文字小文字を組み合わせて8文字以上20文字以内、さらに使える記号と使えない記号があって……
やってられるかーーー(ちゃぶ台ガッシャーン)
最近ではパソコンやスマホ側で「強力なパスワードをランダム生成&自動で記憶する」環境が整ってきて、すっかり機械に甘やかされていますが、それでも役所や銀行の窓口で書類を記入する場合など、とりあえず自分で書いたり決めたりしなくてはならない場面もまだ残っていますし、全部をパソコン任せにするというのもやや不安が残ります(という私は旧世代の感覚なんでしょうね〜)。
いつもながら前置きが長いですが、手帳にパスワードの備忘録を持っておくのに、M5サイズをお使いなら集計罫〈飛行機〉はいかがでしょうか。
会員登録時にメールアドレスはまず必須だし、IDやパスワードが一つではなかったり、秘密の質問が設定されているものも増えてきたので、M5サイズだとすぐスペースが埋まります。よく使うもの同士は近くにまとめたいですし、退会したときの情報の整理を考えても、並べ替えたり抜いたりしやすいように、「1ページ1アカウント」が都合がいいかもしれません。
写真の使用サンプル解説
飛行機雲の上のスペースには登録しているサービス名を書きます(ここに書いているのはもちろんダミーです)。登録したときは当たり前すぎてわざわざ書くのが面倒に感じられますが、利用しているサービスが増えてくると、書いておかないとどれがどれだか分からなくなるんですよね…… 🙄 あら、その気持ちがわからない? 😳
文字の書き方
1マスが縦に長いので、-(ハイフン)と _(アンダースコア)など、手書きではまぎらわしい記号を、少し見分けやすく書くことができます。アンダースコアを、マスの下辺と重なるくらいに書くのがポイントです。
余談ですが、I(大文字アイ)/l(小文字エル)/1(数字イチ)は、使うならどれか一つに絞った方が楽かな、と思います。盗み見に備えるならあえて多用するのも手!?
情報の見出し
罫線は、左から 2マス – 8マス – 9マスに分かれています。2マス部分は、IDやメールアドレス、パスワードなど、その行の情報が何なのか示すサインです。情報の中身は読みやすいように濃く暗めのインクを使い、サインは色差の大きい、明るく鮮やかなインクにしました。
- 情報の中身:Diamine 製「Denim / デニム」
- サイン部分:HERBIN 製「Rose Tenderesse / テンダーローズ」
8マス- 9マス部分は、メールアドレスなどを書くために一続きで使っています。
下の空いたスペースには、会員登録した年月日や、自分の会員レベルで利用できるサービス内容、システム上の大きな変更などをメモしています。これらの情報は、登録後しばらく経って(もしかすると退会時に)必要になる気がするので、そういう優先度の高いものを会員情報の近くにまとめておくと便利です。
パスワードの管理について蛇足
個人レベルの機密情報ですので、手帳を落としたり、不用意に他人に読まれたりしないように気をつけたいところですが、パッと覗かれてもそのまま悪用されることを防ぐせめてもの気休めとして、私は
- パスワードの一部をあえて書かない
- 秘密の質問の答えは、そのものズバリでなくヒントだけ書く
- どのサービスのアカウントか明記しない
というようなことをしています。
1. は、正しいパスワードが「ABCdefgH001」とすると、紙にはたとえば「ABCdefg01」と書きます。意味のある英単語や名前を使っていると、途中を省略しただけでは楽に推理できてしまうので慎重に。もちろん自分が何をどう伏せたか忘れてしまったら本末転倒ですが、クレジットカード情報を伴うような重要なアカウントに関しては、3. も合わせて、アナログなセキュリティをかけておくのも一手かな……と思います。2. はサンプルの「Q.」に書いたようなイメージです。これなら自分以外、正しい答えは分かりません。
使用頻度が低く、念のためメモしておきたいだけのアカウントは、家置き専用のバインダーや収納ケースに入れて、外へは持ち出さないようにするのも安全策でしょう。
便利さと安全性のちょうどよいバランスを自分なりに見極めて、工夫しつつサービスの恩恵に与りたいものです。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。