一年を月単位で振り返るページ

一年を月単位で振り返るページ
〈ドット方眼3mm〉商品ページ

前回の記事で、「10月時点での2024年の月ごとの振り返りページ」(あしびきの山鳥の尾のしだりをのみたい)(「の」がまだ一個足らんか)(何言ってんだ)を写真に撮って載せました。本記事では、そのフォーマットの描き方をご紹介します。(途中の余計なツッコミが気になって何の話かまったく頭に入ってこないですね)

月ごとの振り返りページというのは、これです。使用したのは、2024年9月の新商品〈粧ひDX〉「夜明け」シリーズのバイブルサイズに入っているクリーム紙です。

  1. 1ページを 2×3 の6ブロックに分割して、
  2. 見開きで12ブロックを作って、
  3. 1ブロックに1ヶ月分の振り返りを書いています。

たくさんの量は書けないけど、一つのテーマに関してどんなふうに移り変わってきたか、自分の中で整理し直すにはちょうどいいかなあ、と書いていて感じました。

見開きで一覧できると、全体の流れを感じ取りやすい気がします。M6は見開きで収めるにはちょっとスペースが足りず、A5は逆にちょっと大きい。書きたい分量次第ですけどもね。

同じようなフォーマットは、方眼罫でも作れます。筆文葉には罫線タイプドットタイプがありますが、ドットの方が見た目がポップでカスタマイズ向きかな、と思ったので、こんなサンプルも作ってみました。

両サイドのランダムストライプの模様は、ゼブラのマイルドライナーで描きました。方眼を何個かずつ、ペンを持ち替えて塗っていけばいいだけなので、わりと機械的にできるというか、センスが問われる……みたいなプレッシャーを感じず作れると思います。色の組み合わせも、メーカーが売るときに用意してくれているセットの中から好きなものをそのまま使えばバランス良し。

ちょっと話が逸れました。「夜明け」のクリーム紙に書いていきましょう。

この紙には、分割用のガイドを入れています(細かくて見づらいですが、点2つは2分割、3つは3分割、以下4、5、と続く)。さらに四隅にドットの点がありますので、

これをつないで、まず枠を作ります。ゼブラのサラサクリップ0.4のグレーが、線の色と太さ的におすすめ。黒や0.5以上だと主張が強いし、青や茶色にすると、このあと使うスタンプの色との相性が気になるので。(この時点で使いたい色がはっきり決まっていれば、同系色のペンを選ぶととてもキレイにまとまります😉)

さらに、分割ガイドを使って、左右2列、上下3段のブロックに分けます。

見づらいけど、2つの点と、3つの点を探して結べば、ハイ!枠線は完成。

ここで、ヤレ紙(書き損じや使い古しの紙)を用意して、引いた枠線の内側を隠すように(枠線に紙の縁を重ねて)置き、その上からスポンジで、好きな色のインクをポンポン押します。

ヤレ紙はなんでもいいですが、バイブルサイズより大きい紙で、直角の角があるものを使ってください。枠の内側をマスクするだけでなく、下敷き用も用意しておくと、机や他の紙が汚れなくて安心です。

1つ目にかなり淡い色(単色で使うと、ふつうのハンコは模様が見えないくらいの色)を使い、2つ目に濃い色を使うとグラデーションがなじんで失敗が少ないと思います。

今回は、TSUKINEKO(ツキネコ)の Delicata(デリカータ)シリーズから、シャンパンとローズゴールドを使用しました(見開き左側)。写真だと分かりにくいですが、光に傾けると、ツヤツヤキラキラ光って、結婚式の招待状や式次第に使われる紙のような質感です。

見開き右側は、少し趣を変えてみたくなって、同じシャンパンのベースの上から、KODOMO NO KAO(こどものかお)color Kiss(カラーキス)シリーズのココアでポンポンの巻。こういう「よく見るとちょっと違うな……?」という仕込み、嫌いじゃないです。

あとは年次と月次の数字を押して出来上がり。

数字に使うスタンプの色は、一段濃いめを選ぶ方が、紙面が引き締まって好みかも。お持ちのスタンプの数字の級数(文字サイズ)が大きい場合は、淡い色の方が落ち着いた仕上がりになりそうですね。

枠の内側までポンポンするのも趣があってキレイなのですが、文字を万年筆で書きたかったので、そのエリアに重ならないように、ヤレ紙でマスクしてポンポンしました。スタンプインクをつけた上から万年筆で書くと線が滲むし、とくにこういうグリッター系やシマー系のインクは、万年筆のペン先に負担をかけそうな気がするので、基本的には場所を分けて使っています。

応用編。隅っこにスタンプでワンポイントを入れるとぐっとオシャレに。スタンプは大好きな stamp shop always smile… のやまいものはながら です。これぞスタンプの魔法ー!

一年の振り返りを書くからには、表紙もつけたいところ。

製作途中を撮影するの忘れましたが(やりがち)、

  1. リフィル上下の右端のガイド(点5つ)を結んで、
  2. 線の左側をヤレ紙でマスクした上からスポンジポンポンして、
  3. 素敵なスタンプで模様を押したら出来上がり。(なんという大雑把な説明)

使った道具はちょっと多めなので、写真を参考になさってください(手抜き)。無理に同じものを揃えるのでなく、お手持ちのものを工夫して、意外にマッチする取り合わせを発見するのもまた楽し!

スタンプは全て stamp shop always smile… のものです。ほしぞら最強。もみじのセット最高。無限に楽しい。

同じリフィルでもガラッと表情が変わるのです。無限の可能性。(自分で言う)

振り返れるのは落ち着いたから

一年を振り返ろうと思えたのなんて何年ぶりだか。振り返れるのは、いまが落ち着いていて、過去のことはもう済んだ、と自分の中で区切りがついたからだろうと思います。かつての出来事や記憶が生々しくいまの自分に連なっているうちは、下手に振り返るのは困難どころか危険でさえありますので、あくまで「やりたいな」「大丈夫そうだな」と感じたらお試しください。「これくらいできるようにならないと!」的なスパルタを発揮するのは御法度ね。機が熟すのを待ちましょう。

こういうページはそこそこ手間がかかります

文章部分はサラッと一発で書いたかのように出してますが、この短さにまとめるのに、3段階くらい経ています(てへ👻)。思いつくままに全部書く → それを見ながら1回まとめる → さらに練り直して公開できるくらいの内容に、という感じ。

書きたい中身があって、それを残しておけるようなフォーマットをこしらえて、そこに収めるために中身を整える、と段階を踏んでこのページが出来上がっていますので、一発でできない、と落ち込む必要は皆無ですよ!一発でできる人ばかりだったら私が凹むよ!

楽しめる範囲で、少しずつ。こういうのは習うより慣れよ、ですから。


上で使用・紹介したリフィルは以下です。

それではまた次号で!


本記事に掲載した手書きサンプルのスタンプ部分は、always smile 合同会社の許可をいただいて使用・製作しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です