このブログをご覧くださっている中には万年筆をお使いの方が多いのではないかと思います。
その方たちには、そのつもりはないのに知らず識らずインクの種類が増えてしまっている、という摩訶不思議な現象がご理解いただけるのではないでしょうか。
そして色がたくさんあると、それを並べた見本帳を作りたくなってしまいませんか?
今回は筆文葉のリフィルを使った、いろいろなタイプの色見本作りをご紹介したいと思います。
インク見本といえば、まずは〈水玉罫〉でしょう。Pen and message. の店頭のサンプル帳にも入っていますし、SNSでも水玉罫をインク見本として使ってくださっている方の投稿が上がっていたりして、見つけるたびに小躍りして喜んでおります。ハンコ用スタンプインクの見本として使ってくださっている方もいらっしゃいました。
次に、先日の記事で掲載した、分度器リフィルのインクチャート。
これは「手持ちの全インクを1ページで網羅したい」場合におすすめです。よほどの色数をお持ちの場合でも、見開きにすればまず大丈夫と思います。
変わり水玉は、そのサイズの違いを利用して、「主に使うインクとそれに合わせる色鉛筆・差し色インク」を書き出してみました。組み合わせによって、たまに、ハッとするような色の魅力が引き出されることがあるのが面白いです。色鉛筆は名前がわからなくなりがちなので、そのメモも兼ねています。
吹き出しリフィルには、同系色のインクの細やかな印象を書きとめてはいかがでしょうか。私はブルーブラック系のインクをついつい試したくなってしまうのですが、好きなればこそ、わずかな違いが用途や気分に影響するので、使っているときに感じたことや気づいたことを記録しておきたく。合わせたい紙を書いておくのもいいですね。
おまけ2点
これは万年筆のインクではありませんが、先日、はじめて水彩色鉛筆というものにチャレンジして以来、鉛筆から水彩への色の変化を見本にしたいなあと思っていたのです。私の購入したものは全36色で、〈切り取り一筆箋〉のマス目は17段なので、余白を使ってなんとか1枚に収めました。ロゴはお遊びで書いたものですが、なかなか気に入っています。こういうとき顔料インクを使うと、水気が飛び散っても安心です。
完全なおふざけネタです。
吹き出しの中にはメーカー名とインク名を書いただけで、余白には色名が表す(連想させる)アイテムを簡単なイラストで入れてみました。吹き出しの内側を枠線ぽく縁取ったり、頭文字だけを思い切って大きく書くと、なんとなくデザインされた感じがが出るような?ご笑覧ください。
一つのテーマで、こういういろいろな形を追求してみるのも楽しいものですね。ページ単位で切り替えられるシステム手帳なら、気軽に挑戦できる気がします。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。