ブログのアクセスログを見たら、過去の「年表大好き – 茶色ボールペン比較」の記事が人気を集めていたようで、どんな話やったっけな、と読むうちに「あ、そういえば三菱鉛筆ユニボールシグノのブラウンブラック 0.28 を買ったまま、年表を作ってなかった」と気がつきまして。
すっかり忘れてユニボールシグノ0.38で書いたバージョンをずっと手帳で使ってるんだから、もういいんじゃないの?(紙面の印象に対するこだわりなんて所詮そんなもん)という話ですが、思い出したら気になって落ち着かないのが私のパターン。政変と戦争の項目が混在してる箇所を整理したい気持ちもあったし、さっそく書きました。使用したリフィルはこれまでと同じ〈横罫9mm(補助罫3mm)〉。
これで茶系の極細ゲルインクボールペンは6本に。(ジュースアップ04のブラウンも持ってるけど、「インクは濃く・字幅は細く」が求めるところなので、ここでは割愛)
- サクラクレパス ボールサインiD 0.4 モカブラック
- ぺんてる エナージェル クレナ 0.3 ブラウン
- ゼブラ SARASA CLIP 0.3 茶
- パイロット ジュースアップ 03 ブラウン
- 三菱鉛筆 uni-ball Signo 0.38 ブラウンブラック
- 三菱鉛筆 uni-ball Signo 0.28 ブラウンブラック ← NEW !
どれが何だか。
ライバルは、ボール径の近いサラサクリップとジュースアップなので、この3本を並べてみる。
……そこまで違う……?
告白しますと、久しぶりに見たこれらの紙面で最初、サラサクリップ0.3とジュースアップ03をとり違えるという痛恨のミスを犯しました。過去記事では付箋を貼って撮影したけど、今回はもう銘柄をリフィルにかっちり書くことにしまして、そこで間違えたんだな……なのでサラサクリップの名前、よーくご覧いただくと、修正液の上に書いてます。
見慣れてきてようやく「言われてみれば若干、ジュースアップ03の方が、線が細くて明るいな……」と感じるレベル。別にどっちでもいいんじゃない、私よ?
個別の画像はギャラリーでご覧ください。
書き切った満足感がすごい。
せっかくなので、0.38と0.28の仕上がりも並べてみましょう。使ってみると0.28は確実に線が細く、画数の多い漢字も潰さず書けたし、狭いスペースにたくさんの文字を収めることができました。東西ドイツ統一あたりは出来事が多くて、付箋の助けを借りたけども。
過去記事で、シグノとボールサインのインクの濃さ(暗さ)がイメージした仕上がりに近いと書いたのですけど、誤算だったのは、ボール径が細くなったためか、予想以上にインクの印象が明るくなったこと。確かにサラサクリップよりは濃い。でも 0.38 の感じより淡い。
私の求める暗さを出すには、0.4 付近のボール径は必要なのかもしれません。(しかし後にこれは冤罪であったことが判明する。後述)
6枚を並べた感じ、「インクは濃く・字幅は細く」を最も満たしてくれるのは今回の新顔・三菱鉛筆ユニボールシグノ 0.28 だなと感じたので、手帳のリフィルも差し替えました。
衝撃の事実
この記事を書いてから、素材写真を撮影しているときにボールペンを明るい光の中でまじまじと眺めて気がついてしまった。
私、0.28のブラウンを買ってた……?ブラウンブラックじゃなくて……?
…………
色……違うよな……
ガーン。キャップのボール径の文字色からして違うやないか!
. 。*・゜・(ノД`)・゜*・。. ウワアアアアアン
そらインクの色も淡いはずである。誤算なのはペンではなく私であった……
太陽光に透かすと明らかに尾栓の色に違いがあって「ン?」となりました。夜、部屋の蛍光灯のもとでばっかり使ってたから全く気がつかんかった。というか疑いもせんかった。思い込みってこわい。
別に年表書き直すのはいいんです(字書き中毒)。でももう記事を書くモチベーションが……ここでスッキリ締めたかった……そして記事を読んだ方に「ネタでは?」と思われそう。
上に挙げた6本のうち、ボールサイン以外のどれかのインクを使い切ってから、ブラウンブラックの0.28購入を考えます(涙)
余談
シグノを使っていてひとつ気になるのは、たまにインクがボタ落ち寸前になること。私がペンを持ったまま若干フリーズして考え事に気を取られる(次の文字をどう配置するか、など迷うとつい手が止まってしまう)、という癖も関係していると思いますが、小さい文字でボタ落ちは結構なダメージ。気になる方もいらっしゃるかもなのでご報告しておきます。
使用したリフィルはバイブルサイズ・筆文葉の〈横罫9mm(補助罫3mm)〉です。
5枚に増えた年表は、イベント用のサンプル帳に綴じましたので、イベント出展の際にはぜひご覧くださいませ。(筆記見本の参考になるかどうかは保証いたしかねますけれども)
年表は年表で、性懲りもなくさらに別の形態を作ったのですけど、そちらは別の機会に。
それではまた次号で!