どういうタイトル?(自分ツッコミ)
インスタ投稿のネタにしたり、『趣味の文具箱』の記事にも取り上げていただいたほど、年表を書くのが好きなわたくし。たまさかご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?
本(おもに新書)を読んでいると、年表、とくに近代史をパッと見たい……と思うことが多いです。B5判相当の CROQUIS に近代の著名人の生没年の一覧は作ったのですが、持ち運ぶのに不便 & 歴史的大事件に的を絞りたい欲求が生じ、システム手帳のリフィルに新たに書くことにしました。
何に書く?
想定している量を書くにはバイブルサイズでないと多分無理。しかもかなり詰め込む必要があると見た。細かく書くなら〈横罫9mm(補助罫3mm)〉でしょう。方眼罫は仕上がりに縦線が干渉してごちゃごちゃしそうだし、ドット方眼は書いている最中がちょっと心許なさそうで、横罫がベストな気がしました。
何で書く?
さて、問題は筆記具です。
- 3mm の罫幅に、ネタじゃなくちゃんと読める字を書きたい。
- 年表は直線を引くこともある(定規を使う)。
- マーカーで帯を重ね塗りしたいこともある。
よって万年筆は諦め、ゲルインクボールペンに決めました。重ね塗りのことを考えると水性顔料がよろしい。3mm に書くなら字幅は 0.3mm あたりかしらね……油性ボールペンは字幅の細さに限界があるし、文字色がくっきり出ないのでゲル一択です。
色はどうしようかしら。11月の日付シートを紅葉にしたせいか、なんとなく茶色がいまの気分(紅葉なら赤やろ、とツッコミつつ、こういう繰り返し参照したいものを書くとき、基調色に赤を使うのは避けてまして)。
茶色で 0.3mm あたりのゲルインクボールペンは……と考えて、
あれ?(いつもの顔ぶれから)増えましたね?
左から順に、
- サクラクレパス ボールサインiD 0.4 モカブラック
- ぺんてる エナージェル クレナ 0.3 ブラウン
- ゼブラ SARASA CLIP 0.3 茶
- 三菱鉛筆 uni-ball Signo 0.38 ブラウンブラック
- パイロット ジュースアップ 03 ブラウン
最初、ボールサインiD で書くつもりだったんです。十分細く書けるし、ニュアンスのある黒いインクが大好きなので。
だが、書いてみたら、ちょーっと紙面が重かったんですね……
実際に書いてみたところです。「震災」や「崩壊」の文字が潰れがち。全体にこってりして、読むのがちょっとしんどい。
毒を食らわば皿まで。(ちがう)ここまできたなら書き比べようじゃないの。上に並べた5本のうち、ボールサインiD以外は持っていなかったので(ジュースアップは字幅違い)、ちまちま買い足して書きました。どうせなら最初に調べてから一気に買うべきだった。理由は後述します。
全部書きました
並べたらこんな感じ。左から買った順です。
実物はかなり紙面の印象が違うんですが……
わ か る かー!
究極の自己満足。個別の写真はギャラリーでご覧ください。
以下、超・個人的な所感です。
- エナージェルは思った以上に明るい(赤い)茶色だった。そもそも水性染料やん
- ジュースアップ03 は書いてみると一番線が細い。読みやすいけど物足りない
- 濃さは ボールサイン > シグノ > サラサ ≒ ジュースアップ > エナージェル
全種類を書き終え、写真も撮って、さあ記事を書くぞ!と各メーカーの商品情報ページを確認したら、ユニボールシグノに 0.28 がある(しかもブラウンブラックもちゃんとある)ことが発覚。私の衝撃をご想像ください(事前に調べんからや)。これは 0.28 も書かねばならんな……
書いてみて、色から受ける紙面の印象が私の目指すイメージに近かったのはシグノ(とボールサイン)でした。ボールサインは 0.3 がないので泣く泣く断念。シグノはボールサインより少しだけ色が明るいので、全体の暑苦しさは幾分軽減されているんですが、それでも理想はもう一段軽く = 字幅が細くあってほしいのよ。(知らん)
というわけで、0.28 で書いたらまたご報告いたします。
年表の話
ペンの話ばっかりになっちゃった。年表はもちろん一発OKで書けたわけではなく、
どの出来事を書くかピックアップして(下書き1)、どうレイアウトするか考えてます(下書き2)。今回は下書き2回でできました。まあ、これまでの年表の経験もございますので。
そして、5回以上も書けばあらかた年表が頭に入ってしまうというオチ。
使用したリフィルは以下です。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。