出展している文具イベント『ふでまめ女子 & Journal Style 2022 in KOBE』も2日目を終えました。神戸は幸いにも秋晴れに恵まれましたが、台風の影響で雨が激しく降り続いた地域の皆様、天気が収まるまで、どうぞお気をつけてお過ごしください。
ちょうど来年度の手帳の検討時期でもあり、会場では智文堂のカレンダーをお求めくださった方もいらっしゃるのですが(誠にありがとうございます!)、カレンダーの区切りがちょっと変則的なので、この場でも説明をさせていただきたいと思い、記事にしました。
写真はM6サイズを使用していますが、つくりはバイブルサイズもM5サイズも同じです。
折りカレンダーの掲載期間
智文堂の折りカレンダーは、7月始まりで向こう12ヶ月、が1つのパッケージになっています。表が7月〜12月、裏が来年の1月〜6月、という構成です。
これ、パッケージからはわかりにくいので(折ってるために全体が見えないので)、当方の説明が至らなかったゆえに開封して「思ってたのと違う〜!」となってしまった方には、お詫び申し上げます。
7月始まりにしている理由
なぜこんな変則的な区切りにしてるかというと、
次のシーズンのカレンダーを買い足して、並べて手帳に綴じたとき、見開きで1年分が見渡せるようにするためなのです(写真が小さくてスミマセン、画像タッチで拡大できます)。
見開きにすると、リングの左←側に来るのがリフィルの裏で、
リングの右→側に来るのがリフィルの表なので、
単体では、表が「1年の後半」、裏が「その次の年の前半」となってるというわけなのです。ややこしいわ。
このデザインに至った背景
システム手帳の折りカレンダーといえば、なんといっても皆様ご存知、あたぼうステーショナリーのじゃばらんだが筆頭です。1日の枠に十分書き込める広さのあるじゃばらんだと違い、智文堂の折りカレンダーは1日がかなり小さいです。私が使っているバイブルサイズでも、書くのは時間と場所だけに限った方がいい、というくらいの小ささ。況やM5をや。
なんでこのデザインにしたかというと、1年のスパンで見たときに、どこが埋まっていてどこに余裕があるか、感覚的につかめるようなリフィルが欲しかったからなのです。
会社員時代、中長期にわたるプロジェクトが並行して走っていることが多く(会社や組織の仕事とは概ねそういうものかもしれませんが)、「今日という日がそれぞれのプロジェクトに対してどこに位置しているか、パッと見てわかる」ことが、精神衛生上たいへん重要でした。それを手帳に入れたい、という思いが高じてこの形になっております。
使い分けのシーン
1箇所のリフィルで予定の有無とその概要までわかるように書きたい、という使い方だと、このカレンダーではスペースが小さすぎてお力になれず、じゃばらんだを全力でオススメしたいのですが、
- 予定の密度(濃淡)を1年単位で俯瞰したい
- 数年分の大まかな日程を手帳に入れておきたい
という用途には、このコンパクトさがお役に立てるのでは、と思っています。
イベントでは、2023年後半〜2024年前半、のカレンダーも発売いたしました。智文堂STORE にはイベント終了後、速やかに掲載しますので、よろしければご覧になってみてください。
2022/9/27 追記
商品を掲載しました。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。