先日、インスタグラムで質問を募りましたら、〈吹き寄せパック/風物のデザイン〉のひとつである「木目」の使用例のリクエストを多くいただきましたので、数日で4例をご紹介しました。ブログでは使用した筆記具などについて、少しくわしく書いていこうと思います。
記事は作例ごとに分けています。木目の記事をまとめて読まれたいときは、サイト下方のメニューにある「木目」カテゴリから一覧をご利用ください。
1例目は、木目リフィルに長文を書いてみるアイデアをご紹介しました。
- 右側:濃い文字
- プラチナ万年筆・ベラージュ中字 × Kobe INK物語「摩耶ラピス」
- 左側:淡い文字
- ペリカン・M200 パステルグリーン極細 × モンブラン「オイスターグレー」
- 題字
- セーラー万年筆・四季織マーカー「雪明」× トンボ鉛筆 ABT 451
右側のページは青空文庫からの書写、左のページには文中に出てきた気になった単語や地名のメモを書いています。書写に限らず、日記や仕事のメモ、頭の中を整理するための書きものなど、なじみのある使い方に置き換えてみてください。
題字は、トンボ鉛筆のブラシペンで書いてから → セーラー四季織マーカーの細い方で、中心をなぞる感じで書いています。四季織マーカーは水性染料なので、逆にすると線が溶けてしまいます。ご注意を。
木目に抗わず、なんとなく線に沿って書いてみてはいかがでしょうか、というのがこのサンプルの趣旨でした。書きにくい罫線部分は思い切ってすっ飛ばしています。読む分にはさほど差支えはなさそうな(欲目?)。まっすぐ書くことにそれほど縛られないページがあってもよいのではないかと。
左側のページは寄せ書き風です。調べた単語とその意味のセットを少し見やすくするために、単語を見出しがわりに大きめに書き、さらにカラフルなシールで装飾しています。このシール、100均ショップのものですが、トレペ製でうっすら罫線も透けて、なかなかいいのです。しかも4枚入りなので、お試しにはぴったり。私の買った店舗には暖色系もありました。
このレイアウト、実は以前ここに書いた「木目リフィルと消しゴムはんこ」のバリエーションでして?バランスの取り方は過去の記事で少し触れていますので、よろしければそちらもご覧ください。シールを先に貼り、間を埋めるように文字を書いていく方が調整しやすいと思います。
使うインクやシールの色を変えるだけで印象の違ったページができますし、ゆるい感じで文字書きを楽しんでいただけたらうれしいです。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。