読みたい本のリストを持つ

読みたい本のリストを持つ
〈吹き寄せパック/風物のデザイン〉商品ページ
吹き出しリフィル

読書の秋です。
書評を読むとどれも面白そうで、気になる本がたくさん見つかるのですが、なかなか実際に手に取るところまでたどり着けません。一応すぐにメモは取るので、どの本が気になったかは思い出せるはずなのに、なぜかしら?

今回の記事は、ちょっとまとめサイト風に進めてみます :mrgreen: どんなリフィルになるか、写真は後半に登場しますので、気長にお付き合いください。

気になる本のメモが活かせない理由

確かにメモは取っています。メモ自体を見失わないように、残す場所も決めています(紙とwebのブックマークの2種類)。しかし、

「メモを見返してもどこを面白いと思ったか忘れてしまう & 数が多すぎて読む気が失せる」

のが問題と気づきました。メモはすでに本のリストになっているのに、これはもったいない。なんとか工夫しようではありませんか。

本のどんなリストがあればいい?

問題を解消するには、メモに「面白そうと思ったポイント」(以下、興味ポイント)を書いて、「数を絞る」ようにすればいいわけです。

私の場合、情報を絞るには「まず集める→そのあと削る」の2段階が必要、と経験上わかっているので、気になる本をメモしたリストをそのまま使うのは諦め、気になる本リストから読みたい本リストを作ることに決めました。

リストに本はたくさんある。どう絞るか

興味の向くまま集めるので、削るのは気分に任せず、何かルールが必要です。ひとまず、

  1. 冊数の上限を決める(短期記憶の容量を参考に、7冊前後とする)
  2. 見返したときに興味ポイントを思い出せない(あるいは興味を失った)本は外す
  3. 手応えのある本と楽しく読める本を半々くらいにする

としてみました。すると、2. で大半の本が消えます。残った本から優先的に読みたい本をピックアップするのはさほど難しくありませんでした。

出来上がった「読みたい本」リスト

実際に私が作ってみたリストはこちらです。じゃじゃん。

7冊前後のリストにしたいのと、興味ポイントを書くスペースが欲しいので、〈吹き寄せパック/風物のデザイン〉の吹き出しリフィルを採用。

書く内容は以下の3種類で、それぞれ使うインク(万年筆)を変えています。

  1. 書籍情報(書名・著者・発行者など)
  2. 判断フラグ(気分に合うかどうかを判断する簡単なもの)
  3. 興味ポイント

これらを省スペースでまとめるために、書名は『』で囲み、続けて、著者/発行者(出版社)という形にします。文庫または新書とわかる場合や、複数巻ある場合はそれも併記しておきます。気軽に持ち運べるか、長く続くものかどうかも、読む気分に影響することが多いからです。

2(判断フラグ)は自分でわかれば十分です。私の場合は「理屈を考えるか感性で楽しむか」「テーマが重厚か軽快か」「ページ数が多めか少なめか」の3つとしました。薄いからといって短時間で読めるとは限らないのですが、あくまで目安として。

1(書籍情報)と2(判断フラグ)は書籍自体の情報なので吹き出しの中に入れ、私の主観である3(興味ポイント)は吹き出しの外に分けています。3. は主に文章で書きましたが、気になるキーワードを並べる形にした方が読みやすいかもしれません。また、1. と3. は長くなりがちなので細字で読みやすい色、2. はインパクト重視で個性的な字幅や色が向いています。

こうして書くと、みるみる読みたくなってきました。慣れるまでは「リストを作る時間」を工夫した方が良いと思います。少し先になりますが、年末に翌年の抱負を考えるタイミングなどはうってつけですね。

裏面には同じようにリストを書いてもよし、読後の感想をまとめるもよし。リフィル4枚で30〜60冊程度は書けます。

読み終えたらスタンプを押してみたり。

読書を彩る楽しみとして、こんな手帳使いはいかがでしょうか。

それでは、次回もよろしくお願いいたします。