この記事は、2021年10月29日(金) に、NAGASAWA梅田茶屋町店のインスタグラムアカウント https://instagram.com/nagasawa-umeda にて行った配信ライブの内容をフォローするものです。ライブはアーカイブを残していただいていますが、思いつくままに2時間(!)もだらだらおしゃべりしているので、がっつり視聴というより、ながら作業のおともに聴くラジオ感覚でご利用ください〜。
【2021/11/02 追記】always smile… さんのショップページへのリンクを追加しました!公開時にうっかりしていてもったいない🙈
緊急事態宣言も明けまして、少しずつ「先の楽しいお出かけ」について考えることにも抵抗や諦めが和らいできました。もうすぐ11月、西日本では紅葉の季節ですね。今回は紅葉狩りの計画のさわりをシステム手帳で考えてみたいと思います。
インスタライブでは、以下の作例をご覧いただきました。前編(本記事)では、写真左側の「行き先候補」の書き方と、これらのページにつける表紙をご紹介いたします。写真右の「行程タイムスケジュール」はボリュームが大きいので、後編で。
【2022/10/20 追記】ようやく後編を公開しました……!
行き先候補のピックアップ
紅葉の名所はあちこちにありますから、気になっている候補地を一覧にしておいて、その中からタイミングや気分が合ったものを選ぶ、というのはいかがでしょうか。いちどきに全部行こうとせずとも、年に一つずつ達成していく、というのも楽しいかも。
使用したのは、9月に発売した新商品のM6サイズのリフィルから〈水紋〉というデザインです。バイブルサイズをお使いであれば〈水玉罫〉が同様に使えます。
候補地を軽くグループ分け
関西の紅葉といえばやはり筆頭にくるのは寺社仏閣。比較的アクセスしやすい京都と奈良を集めることにしました。ページ最上段の円に大きなくくりのタイトルを書き、その下に、同日に回れそうな(回っておきたい)場所をグループにして、同じグループは同じ円の中に書きます。ここでは「南禅寺/永観堂/真如堂」、「東大寺/春日大社」などがそれぞれ同じグループです。
「京都」「奈良」をタイトルらしくしたいとき、字幅やインク色を変えれば効果覿面ですが、ここでは文字は全て同じ万年筆×インクで書いているので(実際にこういうページを書くとき、パーツによって万年筆を持ち替えるの邪魔くさかったりしませんか)、ほんのり別格感を出すために縦書きにしています。
さらにタイトルを目立たせる
余裕があれば、簡単にタイトルを飾るとぐっと作り込んだ感が出るので、繰り返し見返したいページにはおすすめです。
使用したのは呉竹製・クリーンカラードット(No.207 ISLAND CORAL)。この色は万年筆のインクを基調として決めていくのがまとまりよく仕上げるポイントです。スポンジ様のペン先の力加減を変えて、大小の丸で縁取ります。これじゃ寂しいかな……くらいで止める方が失敗しません。書き加えるのは簡単なので。
京都と奈良で色分け
京都と奈良でカラーを決め(ここでは京都を No.503 SUMMER SUN、奈良を No.064 FAWN としました)、それぞれのタイトルの周りと、下に書き出したスポットの行頭にぽちっと丸を書き込みます。こうすることで、紅葉狩りという共通のテーマのもと、京都組と奈良組、というふうに、情報が見分けやすくなると思います。
あとは共通のカラーリングで、裏面や追加のリフィルにどんどん候補地をストックしていくわけです。エリア(大阪とか滋賀とか、もちろんもっと広範囲でも)を追加するときは新しく色も追加します。
実際に訪ねたところは、シールを貼ったりスタンプを押したり、記録を残していくのもいいですね。
システム手帳内で表紙のススメ
システム手帳はページが固定でないので、同じテーマのリフィルが何枚か続く場合、表紙を挟んで区切りをつけるのが個人的に好き、というか安心します。
表紙のリフィルは、材質や色が違うものを使うと、小口(手帳を閉じたときのページの重なり)からも探しやすくなって便利です。上のサンプルは黒い紙のリフィル〈溟〉を使って、紅葉に合わせたデコを施したものです。
紅葉のパーツはクラフトパンチで抜いています。仕上げのポイントはこのスタンプ!2021年9月の「ふでまめ女子」イベントにも出展されていた always smile… さんのものです(リンク先は minne のショップです。どれもこれも欲しくなって困っちゃう)。こんなに細い線もくっきりと再現できて、しかもどんな向きで押してもめちゃ素敵に仕上がるんです。しかも木の持ち手が一つずつやすりがけ(!)されていて、押すときも当たりが優しいです。使用したインクはサンビー製のシルバーのパッドで、インクがかすれずボタ落ちせず、いい塩梅につくのでこれもお気に入り。黒地にシルバーの組み合わせはもともと好きですが、このスタンプのおかげでこんなに緻密なイラストを簡単に取り入れることができます。(絶賛)
「やまいもの花がら」というスタンプをあたかも木の枝ぶりのように見立てるという強引な使い方にもかかわらず、掲載をご快諾いただきましたので、こうして公開することができました。niko さんありがとうございます!
スタンプを押して紙パーツを貼り付けたら(写真上方のペンタイプののりを使うと細部も塗りやすいです)、メタリックのゲルインクで、葉が舞い落ちるような点線を切れ切れに書き添えます。サクラクレパスとパイロットのゴールドは少し色味が違う(サクラクレパスの方が黄味が強い)ので、合わせて使うといい感じ。
秋は紅葉、春は桜、など、季節に応じて表紙を作るのも趣がありますね。
今回使用したリフィルは以下です。
黒い紙のリフィルは、サイズ違いもございますよ〜
やはり長くなりました……。後編では、実際に行く場所を決めたら、とくに移動時間が長いとき、あらかじめタイムスケジュールを考える方法をご提案します。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。