筆文葉の各種リフィルを使ってダイアリーをアレンジするシリーズ、第二弾は〈横罫9mm(補助罫3mm)〉を使った見開き片側1週間と見開き2週間です。作業がほぼ共通なので、まとめてご紹介いたします。
この2種(とりわけ片側1週間)は、ダイアリーでは定番中の定番と言えるのではないでしょうか。私の考えるフォーマットの特性は
- 1週間ないし2週間の予定と実績が俯瞰できるところ
- 紙面サイズが小さくても意外にたっぷり書き込めるところ
などが実用性抜群。まずはレイアウトのおさらいを。
片側1週間はこちら。
見開き2週間はこちらです。
ど定番ゆえ、使い方はそれこそ無限に考えられますので、今回は準備作業に絞って説明してまいります。
7日の分け方
横罫リフィルはタテ51行ですので、
- 7日間を均等な幅にしたい → 上下の1行ずつを除いて、あとは7行ずつに分ける
- 全行をフルで使いたい → 週末の2日を8行ずつ、残り5日を7行ずつにする(あるいは1日だけ9行にするとか)
が簡単でしょうか。
境界線は油性ボールペンで引きました。ちょっと目立たせるために、黒ならより鮮やかなゲルインクを使うか、青などの色味のあるものを使うと、細い線でも見やすくなると思います。
日付の書き方
できるだけ見た目を統一させるために、境界線から3mm罫を1行開けて、その下の2行に日付の数字を書いています。
スペースを増やすために、心持ちスリムな書体で。
スタンプを使えば、色も遊べますし、本格的になりますね。予定は万年筆で書き込むつもりなので、日付は油性ボールペンを使いました。スーパーマルチ8は黒・赤・青のボールペンが入っているので便利です。また、カスタマイズの魅力は、市販品にない仕様にできるところ。月曜始まりか日曜始まりかにとどまらず、例えばスタッフM氏ご所望の木曜始まりなんかにすることも可能です 😉
曜日の書き方
最初は省略しても問題ないかな、と思いましたが、やはり書いておいた方が、パッと見たとき迷ったり考えたりしなくて確実です。上の例ではアルファベット3文字をタテ書きにしましたが、あまり負担にならないように、サッとすぐ書ける形にするのがオススメです。判読性を優先するなら、漢字の方が優れているなぁとも思いました。
年・月の見出し
横罫リフィルはヘッダ部分に余裕があるので、マスキングテープなど使わなくても、少し大きめに書き込めば十分です。デザインで遊ぶと楽しそう!
右ページの扱い
私は日毎のメモ欄にしたいので左ページと揃えた境界線を引きましたが、線を引かずに丸ごとメモページにしてもいいですね。境界線を引いて日付を入れれば見開き2週間です。右ページの日付は右寄せ(小口側)にするというデザインも考えられます。ぜひお好みで。
予定を入れてみると
バーチカルと同じ内容を書いてみました。予定の変動が激しい方は、消せるボールペンやシャープペンシルの方が合いますね。オンとオフの予定を色分けするなど、ここは生活スタイルに合わせて書式を考える楽しい部分です。
シンプルなフォーマットだけに、実際の使われ方にこそ面白さがあるダイアリーだと感じます。ユーザーの方にいろいろヒントをいただきたいなあ、と興味は尽きないところです。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。