手帳にももっと遊びの要素があってもいいんじゃないかしら、ということで、ブラシペンで手軽にリフィルの表情を変えるシリーズというのをやってみようと思います。もし一つでも参考になるところがありましたらうれしいです。
本記事の作例は4つです。
ここでブラシペンと呼んでいるのは、カラーペンのペン先が筆のような形状をしているもののことで、筆と絵の具ほどの自由度はないかわりに、キャップを外すだけで安定した色を塗ることができる、手軽さに優れた画材です。墨文字や朱文字を書く(書簡や慶弔の式典でよく用いられる)ものも含め、一般的には筆ペンと呼ばれていますが、ここでは彩色用に限定してこう呼びます。
このシリーズで紹介するのは基本的にブラシペン1〜2本で描けるものばかりですので、まだお持ちでない方にも、ブラシペン購入の際のヒントになれば幸いです。
動画つき作例のご紹介
作例1. 〈雨〉に雨だれを描く
リフィルの罫線に沿ってブラシペンでしずくを描いて、雨だれ風にするアイデアです。
(簡単&単純すぎてビックリしましたね?)
使用したのは、トンボ鉛筆製のツインマーカー、ABTの青系の2本です。
- 使用リフィル
- そら文葉〈雨〉
- 使用カラー
- ABT 452(淡) / 555(濃)
ちょっと少ないかな?物足りないかも?くらいでとどめておくとちょうどいいです。大きさやしずくの傾きなどは、不ぞろいな方が自然の風景らしさが出るので、あまり緊張せずに大胆に描いていってください。
もちろん、紙面全体に散らしてもいいですね。
そして、こんなに簡単な内容なのに、動画を撮ってYouTubeにアップロードなどしてしまいました。どきどき…… 😯
のんびりした口調で、聞いていると眠くなること請け合いです。
ほか作例3つ
YouTubeには載せていませんが、ブラシペンの同じ使い方でアレンジできるバリエーションを考えてみました。
作例2. 〈風〉にお魚
雨だれと同じペンで、同じように罫線に沿って描きます。風がテーマのリフィルですが、しずくを少し細長くすると、空気ではなく水の流れに見える気がしませんか。
- 使用リフィルー
- そら文葉〈風〉
- 使用カラー
- ABT 452(淡) / 555(濃)※ 〈雨〉に雨だれ と同じ
作例3. 〈風〉に花吹雪
ペンを変えて、罫線からも離れてブラシを押します。いきなり自由になる分、バランスをとるのに迷う場合は、先に文章を書いたものにまぶすように描くとやりやすいと思います(実際、下の写真はそのようにして描きました)。
使用したのは、セーラー万年筆製のツインマーカー「四季織」シリーズの、桜の名前を冠した2本です。
- 使用リフィルー
- そら文葉〈風〉
- 使用カラー
- 四季織マーカー 桜森(淡) / 夜桜(濃)
作例4. 〈窓〉に雨だれ
〈窓〉のうら面には水紋のような模様が入っています。ここにしずくを重ねると、雨だれのようにも見えますし、池に滴る露のようにも見立てられますね(物は言いよう)。
使用したのは、再びトンボ鉛筆のABTです。しずくを入れる面積を広くした分、青色を少し淡めにしました。
- 使用リフィルー
- そら文葉〈窓〉
- 使用カラー
- ABT 451(淡) / 452(濃)
インスタライブでの実演もやってみます
動画が作例1つだけではいまいちなので、インスタグラムで実演をライブ配信してみようかなと思っています。
2020/6/29(火)から不定期で、時間はお昼休憩の頃合い、12:15〜12:45くらいを予定していますので、お時間やご都合に余裕がおありでしたら、お付き合いいただけたらうれしいです。
日程は以下のイベントカレンダーからもご確認いただけます。
果たして続けられるんでしょうか……
それでは、次回もよろしくお願いいたします。