タイトル、ローマ字表記で「To Do to dō tsuki…」と、リフレインにしておりました。気づかれましたか?(誰も気づかないに5,000点)
私にとって To Do は基本的に、気の重いことが大量に降りかかってくるときにそれらから身を守る傘、という位置付けなので、「ただでさえ気が重いんだから見た目まで無機質なのは勘弁」という考えです。〈水玉罫〉ももともとそこから生まれたのでした。
M5サイズ・そら文葉の〈星〉を発売して以降、バイブルサイズで同じデザインはないんですか?と問い合わせをいただくことが増えたので、いそいそと作ったのが〈項目リスト〉です。筆文葉にはデザイン上、そら文葉や波文葉ほどの強い縛りがないのをいいことに😁
これを使って軽い作例を作ってみました。To Do は虚実織り交ぜております。
To Do例:月初の目標ページ
月初に目標を立てるかどうかは別として、To Do を、いくつか並走している用事(用事ってなぜか重なりますよね)ごとにまとめたいときの参考になれば幸いです。
〈項目リスト〉の☆は7つずつ、ゆるい3つのグループになって列んでいます。それを利用して、
- HAVE TO DO(やること)
- WANT TO DO(やりたいこと)
- QUIT DOING(やめたいこと)
をそれぞれ書いてみました。quit は不定詞を取れないので形が揃わず。残念。これを例えば、仕事Aと学校Bと家のことC……などに置き換えてみるのはいかがでしょうか。
「月初の目標」感を出すために(どんな感じ)、右肩に日付シート(M6用)(ここでは2022年5月版)の月のラベルを貼っています。自分にだけわかる「2022年5月の達成目標」です。
各3グループの1行目の☆をタイトルにして色をつけ、その下に具体的な項目を連ねました。作例としてイメージしやすいように4つずつ書いてますが、個人的には、月間の達成目標としては多すぎ。各グループ1〜2個で十分と思います。
表には月初に目標を書き、裏には月末に振り返りを書くのが私の一つの理想です。なかなか達成できないけど。
To Do の拡張
月初の目標となるそれぞれの To Do はスローガンみたいなもので、具体的な行動内容はもっと細かく、書くこともたくさんあると思いますので、日付シートのおまけカードにパンチで穴を開けて、拡張メモのようにしました。メモは名刺サイズで、To Do の☆1つに対してカード1枚を充てています。
大きめの目標とその行動(仕事でいうと施策でしょうかね、この言葉あんまり好きじゃないけど)は、見た目と頭をスッキリさせることと、行動は案外コロコロ変わることを踏まえて、分けて書いた方が便利かなあと思います。この辺は臨機応変に。
緊張感のある内容でも見た目をやわらかに書くと、ちょっと強張りが溶ける助けになるかもしれません。
使用したリフィルは以下です。
以下、蛇足です
私はかつて To Do にかなり(実用書を読み漁って種々のアプリを試すほど)凝っていた時期を経て、とても心強い味方であると同時に、気を抜くと奴隷にされかねない厄介な主人だ、と考えるに至りました。この記事も書いては消し、書いては消し、を繰り返した末、なんだかマニアックな変化球になってしまった。
長所も欠点もあるよ
やらねばならないことの洪水に押しつぶされそうなときは、To Do は救世主といってもいいくらいの威力を発揮します。To Do を作ると強制的に頭の中が空になり、客観性を取り戻すことができます。倒れないための杖、あるいは考えがはち切れそうなときのガス抜きとしては全力でおすすめしたいです。
が、効能が大きい分、それに縛られると拘束力も強いです(使う人次第ですが)。私は To Do に書いたことを(ちょっと気になっていただけなのに)やらねばならないと自分に強いてしまったり、To Do に書いた努力目標がいつまで経っても完了にならないのを気に病んだりしたときもありました。推奨か警告かどっちやねん!という感じですが、私のように思い込んだら融通が利かなくなるタイプの方(誰が名乗り出るんじゃ)は要注意。To Do に下手にはまると、止めるのが怖くなるという嬉しくないオマケがついてきますので、「道具はあくまで道具」と割り切ってほどほどに。
と、いらぬ老婆心でした。もし、ちょっと To Do が苦しいとモヤモヤしている方がいらしたら、一つの意見として流し読みしてくださいませ。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。