腕時計のかんたんマニュアルをシステム手帳で持ち運ぶ

腕時計のかんたんマニュアルをシステム手帳で持ち運ぶ
〈水玉罫〉商品ページ

私はいわゆるラージフェイスの腕時計が(主に見やすいという理由で)好きでして、のっぺりとシンプルな文字盤にも惹かれつつ、よく使うのはクロノグラフ(ストップウォッチ機能のついたもの)です。メカメカしい道具の佇まいには抗いがたい魅力があります。

と言って使いこなしているわけではなく、ふだんは小窓の日付/曜日/時刻表示を切り替える程度なのですが、まれにどれかの機能が必要になることがあります。しかし使い慣れていないものですから、いざというとき操作方法が皆目わからないのです。4つあるボタンは見た目からは区別がつかず、ゲームプレイヤーや家電のように、当てずっぽうで触っていたらうまく行った、という偶然も望み薄です。

取扱説明書はとってありますが、ちょっとした冊子になっていまして、たとえば慌ててタイマー機能を使いたいとき、該当のページを探すのにもたもたして、機を逃すこと数知れず。

薄い紙なのでそこそこのページ数です

まれにしか使わないのに、常に説明書を持ち歩くのも現実的ではありません。そこで、抜粋版を作ることを考えました。まず欲しいタイマーとアラームの2機能に絞ってパラパラと読んでみた結果、ポイントはボタンの押し方(どれをどういう順序で押すか)と理解しました。これは文章より、図解にする方が見やすそうです。そして手持ちのクロノグラフの文字盤は円形……とくれば手は自然に〈水玉罫〉へ。

自分なりに整理してみたのがこちらです。

使うボタンは4つなので、それぞれに名前(記号)を割り当てます。数字は紛らわしそうだと思ったのでアルファベットを採用し、さらにボタンごとの色も決めました。さっと色を塗り分けるにはぺんてる・スーパーマルチ8が便利です 😀

タイマーモード/アラームモードの切り替え方と、タイマー時間・アラーム時刻のセットの仕方を、それぞれまとまった面積に集め、お互いが混ざらないようにスペースを大きく取って配置しました。ついでなのでストップウォッチ機能も空いたスペースに入れました。ボタンはすべて割り当てた名前で記述し、文字の上から決めた色を塗り重ねています。これくらい余裕があれば、わざわざ色を塗る手間をかけなくても、名前をオーバー気味に大きく書くなどして見やすくできそうです。

家にいても取扱説明書を引っ張り出す必要がなくなったので(故障時などに備えて保管はしておきますが)、思った以上に気に入っています。

こういったポケットリファレンスの類が蓄積されていくと、システム手帳が自分の基地のように感じられて頼もしいです。しかしリファレンスを充実させたいあまり、新しい道具を増やしたくなるのが玉にキズ……。

それでは、次回もよろしくお願いいたします。