当ブログも無事2018年を迎えることができました。ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様が手帳とともに嬉しい一年を過ごされますよう。
先日の記事で、〈無罫(分割ガイド付)〉リフィルを3段組あるいは4段組で使う例を取り上げました。しかし無罫・無地のノートやリフィルを前にして、まっすぐ書けない不安やプレッシャーが重い、という意見も耳にします。
私はノートの無罫に慣れるまで、便箋によく入っている罫線入りの下敷きの助けを借りていました。お持ちならそれをコピーしたり適当な大きさに切ったり、あるいは一筆箋に下敷きがついていたらそれを転用する、という手もあるかなと思うのですが、そのためだけにわざわざ買うのはぞっとしません。というわけで、ないなら作ろうの精神。じゃじゃん。
これは刷っただけの状態で、ここから切り出していただく必要がありますが、一般的なA4判のコピー用紙でできますので、プリンターをお持ちでしたら、よろしければどうぞ。
細かいですが、以下にご注意ください。
(下の4画像はクリックで拡大表示します)
切り取り線はバイブルサイズと同じ幅に揃えたので、バインダーに挟むと金具の分だけはみ出します。ここはお好みで適宜、切って調節してください。ベロの数字のない側を切っていただいた方が、7mmか8mmかをパッと区別できます。
上部(印刷・製本用語でいう”天”)にベロを残したのは、これを裏のリフィルに引っかければ、書くうちに少しずつズレていくモヤモヤを軽減できるかな、と考えたためです。不要なら切ってしまってください。
しおりや目隠しとしても使えますし、和紙など 1 に刷れば吸取り紙の役割も果たしてくれます。ベロ側を、イラストやスタンプで彩っても楽しそう。シールやマスキングテープは、貼ると書くときに凸凹してしまうのでオススメしません。
本当にガイドとして使えるか?ですが、さして厚くないコピー用紙に刷っても敷けばこれくらい透けますので、書くときにはまず問題ないかと思われます。この記事のトップ写真は、7mmタテ書きのガイドを実際に使って書いたものです(青空文庫より夏目漱石『吾輩は猫である』冒頭を拝借)。
お手を煩わせまして、恐縮です。それでは、次回もよろしくお願いいたします。