ひところに比べて、カラーペンは色も種類も目を瞠る充実ぶりです。ボールペン、マーカー、ブラシペン、サインペンなど、果てのないラインナップ。そして罪なセット販売!どうして多色セットはあんなに魅力的なんでしょう😈
要するについついカラーペンセットを増やしてしまうのです。手元にあるなら使いたい。というわけで、M5サイズの〈鳥〉を使って、カラフルなページを作ってみました。
モチーフ自体が可愛い、三角フラッグのガーランド。ほんのり虹を意識した配色に(8色あるけど)。マルチカラーを使うときは、自然の草花や気象の色合いを参考にするとまとまりやすいです。
〈鳥〉は緩やかなカーブの罫線が入っているので、それに沿って小さな三角形を並べていくだけの簡単さ。
私はリフィルに記入日を書くことにしていまして、ここではその日付もマルチカラーにしてみました。ちょうど8文字で数もぴったり。
簡単に描き方をご紹介します。使用したのは三菱鉛筆のサインペン、EMOTT です。
0. 前準備
モチーフ(ここではガーランド)と、使う色数と順番まで決めておきます。今回は虹を参考にしたので、あらかじめ大体のグラデーションを確認しました。
描きながら考えると、同じ色を2回使ってしまったり、本当は並べたかった色同士が離れたり、あちゃー(思ってたのと違う)……となる可能性が高いので、落ち着いて描けるように準備しておくのがオススメです。
ちなみに、〈鳥〉には罫線が3本あるので、1本目と2本目は色の並びを逆にして、3本目は数色ずつ並べ替えて、少し変化を持たせました。(全部同じだと描いてるうちに飽きてしまう)
これは虹っぽくしたいときの話であって、好きな色を使って自由に描くときは遠慮なく、心の赴くままにペンを手に取ってください。
1. まず真ん中を描く
今回、フラッグは8つあるので、真ん中は2つとります。奇数なら1つで。
まだ中身は塗ってしまわず、輪郭だけ描いて次へ進みます。フラッグ同士はカドが重ならないように、少しだけ離して描くのが可愛く仕上げるポイントかなと思います(ぴっちり詰めて描いたらイマイチだった)。
2. 真ん中から外へ広げるように描き足す
フラッグ同士の間隔が揃うように気をつけながら、描いたフラッグの隣へ新しいフラッグを描き足します。最初に決めた順番にカラーペンを並べてから描くと、ぎゃ!色を間違えた!という悲劇を防げます(経験談)
ひととおり、輪郭だけ描いてしまいます。
3. 仕上げ
最後に塗りつぶします。
好みもありますが、フラッグは、正三角形から、やや縦長の二等辺三角形にするとシュッとしてオシャレに見える気がしますので、いくつか試してみて、お気に入りのフォルムをお探しください。
おさらい
手順を1枚にまとめるとこんな要領です。
EMOTT は水性顔料のサインペンで、そら文葉の紙に書いた裏側はこんな感じ。
赤と緑が若干裏抜けしている、といったところでしょうか……。ご参考までに。
簡単なモチーフですが、いろんな色を無心に塗っていると、心地よく集中できて、ちょっと落ち着く気がします。お手元のペンでもお楽しみいただけたら幸いです。
使用したリフィルは〈鳥〉です。
それでは、次回もよろしくお願いいたします。