2024年11月のワークショップ用に準備した、カフェモチーフのクリアスタンプを STORE にも掲載いたしました。スタンプ+取説的なZINEのセットです。このクリアスタンプは完成されたデザインの詰め合わせではなく、「組み合わせて好きな形を作って、そこに塗ったり描いたりする」という商品なので、スタンプ単体だと戸惑われる方も多いかなあと思いまして。
スタンプのデザインはこんな感じ。
スタンプ誕生の前日譚
ずいぶん前に、このスタンプのベースになるような消しゴムはんこを自分用に作ったのです。
仕事の合間に飲み物を用意するとき、単に昆布茶を湯呑みに溶かすだけでも、カフェのメニューみたいな冊子から選べたら楽しいかも!と思いつきまして(出た!一人上手)、システム手帳で作ることにしました。バイブルサイズは縦長の判型で、いかにもカフェのメニューっぽい仕上がりになりそうじゃありませんか。
そのとき、文字だけだと1ページで終わってしまうし(レパートリー少ない)、写真貼るのは大変だしで、簡単なイラストを入れたい → 飲み物はどれも似たようなカップやグラスを毎回描くことになるな……揃ってた方がキレイだな…… → よし、ハンコだ、となったのでした。独特の思考回路。
でもこの消しゴムはんこがかなり気に入って、そのうち簡単なドリンクレシピも同じ手帳に集めるようになり、地味に活躍。ビーカーや大さじ小さじ、コーヒーサーバーや片手鍋のはんこも増やしたりして。
ワークショップでカフェのお題をご提案いただいたときに、「このスタンプをクリアスタンプにしたい(私がほしい)!!」となり、るんるんで作るに至ったのでした。
スタンプの使い方
お手紙やカード、ラッピングにお使いいただければもちろん嬉しいですが、デザインやテイストから考えて、手帳の小道具がオススメです(ポンと押して華やかになるタイプではないので😁)。
万年筆や水彩色鉛筆でカラフルなドリンク
2024年11月のワークショップでは、万年筆や水彩色鉛筆で色をつける基本のドリンクを紹介しました。ZINEに載せたのも形はこれと同じで、スタンプの押し方をもっと丁寧に解説している感じ。ワークショップにご参加いただいた方には、使用するインクの色や、水筆の使い方などについてもお伝えしました。
この描き方だと、ドリンクのレシピやカフェを訪ねたログに限らず、万年筆インクのインク帳(色見本)にも使えると思います。
スタンプインクでガチのコーヒーログ
2024/11/29(金) のインスタライブでは、これとは別に、スタンプインクとスポンジを使ったコーヒーの色の塗り方をご紹介しています(アーカイブ残してますので、70分ほどありますが😝ご興味の向きはご覧になってみてください)。
ライブでお話ししたように、最近連れ合いがコーヒーの自家焙煎にハマっておりまして、1日に2杯ほど、いろんな道具や産地の豆でコーヒーを淹れてくれるので、それの記録に大活躍。
押しすぎてスタンプについたインクの色が拭いても取れなくなってきた。
毎日2杯ほど飲んでいるだけでも記録が追いつかず、すぐにバックログがたまります。豆の品種と道具の名前もなかなか覚えきれないので、ざっとメモしておかないと記憶がカオス。2023年からお仕事をさせていただいている、KNOX のナローサイズの年間計画表をこのメモに使っておりまして、バイブルサイズの中でちょっと異彩を放つのが、埋もれさせたくないメモを書くのにとてもいい感じ。清書したら、コーヒー豆のスタンプを押して完了の印に。楽しい。
インデックスのシールの代わりにしたのは、GAI TAIWAN ZAKKA でお取り扱いのあったラベルテープ(いまOnline Shop をチェックしたけど見当たらず……リンク貼れずすみません)。太めの枠にちょっと飾りが入っていて、そのバランスがかわいいっ!
つい茶系のスタンプインクを集めてしまったのでライブではいろいろ使ってますが、筆文葉の紙はカラーペンや色鉛筆でも快適に塗れるので、ぜひいろいろ試してみてください。
使用した智文堂の商品
クリアスタンプはこちら。
コーヒーのログを書いているのは〈粧ひDX – 夜明け〉のバイブルサイズです。
2週間ほどであっという間に5枚を消費してしまった。美味しいコーヒーが飲めるとなると、出かけたついでに美味しいお菓子やケーキを探したくなりますね。食欲の秋バンザイ(もう冬やで)
絵を描くのに苦手意識がある方も、グラスやカップのスタンプを押してしまえばあとは色を塗るだけなので、気楽に遊んでいただければと思います。
それではまた次号で!